ジブリ製作のアニメ。劇場公開ではなく、1993年の5月5日にテレビで放映されたんですね。いわゆる特番みたいな感じだったんでしょうか? その手の番組としてはかなり高い視聴率を得たそうですが。もう14年近く前の事ですね。
ジブリの作品がビデオ等でいっぱい供給されるようになって以来、この作品の事は何となく知ってはいたのですが、結局、実物を観る事なく長い時間が過ぎてしまい、つい先日漸く観ました。
淡い高校生の恋愛もの…というか、恋愛未満ものというか。
これまで知っていたジブリの、例えば「耳をすませば」(或いは「猫の恩返し」)とかと似たような点もない事はないのですが、観た後の印象はだいぶ違いますね。個人の好みにも寄るのでしょうが、「海がきこえる」の方がより懐かしさを感じさせるようなやや年長者向けのような印象を与える作品になっているかと思いますが、いかがでしょう?
「耳をすませば」は、特に冒頭から中盤にかけての筋運びがなかなかいじましくて好きです。それに対して「海がきこえる」の方は最後の場面まで観終わった後で、一塊として、なんだかほあんと心に残ったなあという感じです。なんとも主観的な感想ですけど。
実際につきあうとなったら、里伽子みたいな感じだったら絶対に耐えきれないような気がしてしまうのですが、でも、なんだかホントに身近にいそうで現実味のあるキャラクターだと思います。また、語り手で(多分)主人公である杜崎の想いとか憤りとか、ホントに息づかいまで感じられるようで観てて引き込まれますね。
終わり方も、この「海がきこえる」みたいなのが個人的には好きですね。暖かくてなんだか余韻があって。観終わった後に、ああ何だか良いものを観たなあという感じがします。
あの後どうなったかな?と気になりますが、実はちゃんと(?)続きがあります。ただし、小説(ドラマ化もされた事があるとか…)ですが。というか、「海がきこえる」自体が元々小説ですね(^^;。その小説の続編ですね。
微妙にずれのあるところもあるようなのですが(二人が高知で再会している事とか)、ほぼそのまま連続モノとして読めます。
ええと…杜崎の苦難は実はまだ続くという事で(笑)。作者は女性ですが『男心』(しかも青春真っ只中のうぶな)を心憎いまでに描き出してると思います。



この前、くあいさんのブログで、海がきこえるの記事を読ませてもらってから、ずーっとこの作品が見たくて見たくて、たまらないんですよ。
昔のビデオを探しているんですが、見つからないんで、レンタルに行く方は早いかなと思っているところです。
それにしても、この作品はかなりいい出来だと思いますよ。前の記事のコメントでも書きましたけれど、何故金曜ロードショーで放映しないのか不思議です。何か権利関係のせいなんでしょうか?
内容的には、劇場公開された「耳をすませば」と比べても決してひけをとらないくらい充実してるとおもいますけどね。これだけの作品、あんまり観る機会がないのは勿体ないです。