原作はモーニングに2000年から連載中。アニメは2004年から2005年にかけて2クール放送されました。原作は既に26巻に達しているそうですが、アニメ化されたのは冒頭のほんのわずかな部分だけでした。しかも、これから物語が更にスケールアップして動き出すぞ!みたいな素振りを見せておいて、結局そのままになっています(^^;。人気がでたら先を作る気があったのか、あくまで原作のプロモーションとして作られたのか今一つ疑問の残るところではありますが…。
海外に派遣された自衛艦隊が途中で異常気象に巻き込まれ、最新鋭のイージス艦『みらい』が太平洋戦争ミッドウェー海戦のさなかにスリップする、というところから始まるこのお話。プロット自体は、戦国自衛隊だとかファイナルカウントダウンとか既存のSFもどき歴史モノとよく似ているのですが、突っ込んでいる内容は単なるエンターテインメントで収まらずなかなか深いものがあります。特に原作の方では、『歴史の書き換えが許されるのか?』というテーマを壮絶な戦闘や多彩な群像劇の中で追求していて圧倒されます。(もっとも、いつも立ち読みしてるだけなので、既刊コミック分ですら最後まで読んでるわけではないのですが(^^; )。
アニメ化された部分では、最新鋭のイージス艦が大和(宇宙戦艦にあらず)や当時のアメリカ軍艦艇・戦闘機と対峙した時にどこまで太刀打ちできるかという点がみものです。なんでも、アニメは現職の自衛官が監修したとの事で、原作の不自然な部分はアニメ化に当たっては除かれてるんだそうです(具体的にはどういうところがなのか分からないのですが…) そのせいもあるのかどうか、描写は極めてリアルです。それだけでも一見の価値はあります。
さてさて、勿論、60年のテクノロジーの差を持ってすれば相手を圧倒する事が可能なのですが、なんせ搭乗しているのは、アメリカ軍を友軍として育った戦後の日本人です。そもそも、戦闘を行う事にすらためらいを持ち、できるだけ戦闘から遠ざかろうとするものの、戦争の渦の中に巻き込まれ止むを得ず積極的な関わりを行うようになっていきます。追い詰められると、やはり人は変わるのかもしれません。
材料が材料なだけにひたすら重い話ではありますが、観てていろいろ考えさせられます。できたら続きも(アニメで)観てみたいのですが…相当手間隙かかりそうではあります。



現職の自衛官が監修したとは、凄いですね。
原作が6年以上続いているというのは、人気なんでしょうね。
とりあえず、手軽にお目にかかれそうな原作だけでも見てみたいなぁと思いました。