1995年〜1998年にまずNHK BSで、そしてそのほぼ1年後れで教育TVで放送されました。3クール39話×3シリーズで全117話。乱太郎やおじゃる丸みたいな超長寿番組もありますけど、NHKアニメとしてはかなり長い方ですよね。
魔法が出てくるわけでなし、ドラマチックな展開もあんまりないし、萌えキャラというのともちょっと違うし、内容もとても地味なお話だと思います。しかし、117話の一本一本が、こそばゆくも、でも心温まる珠玉のような魅力を放つ作品でした。
小学校5年生の野山あずさ通称あずきちゃんと勇之介くんの淡い恋愛模様(?)が全体を貫くテーマです。でも、それだけではなく、二人を取り巻く家族や友人たちがまた、長所も短所も併せ持った愛着を覚える人たちばかりで、青春群像劇の小学生版と言えそうな楽しさを持った作品だと思います。
原作の方では、登場人物たちはきちんと歳をとって成長していくのですが、アニメの方は3年経っても5年生のままでした(笑)。しかしながら、3年間の5年生生活の中で、様々な経験を経てあずきちゃんもその友達達も確かに大きく成長したように思います。
どのキャラもみんな魅力的なんですが、個人的にとても親しみを感じていたのはあずきの両親、特にお父さんでしたね。ただでさえ地味な作品の中でも一際地味なキャラで、しばしば娘にすら馬鹿にされてしまうような冴えない面もありましたが、番組でも随一の暖かな性格とひとたび事あると発揮される頼りがいある力強さは憧れすら感じてました(笑)。あずきちゃんを差し置いて主役となってしまった回もありましたけれど、お気に入りのエピソードでした。
一時期、ビデオで全話録画を持ってたのですが、散逸した上にβのデッキがぶっ壊れてしまったためもはや観ることがかないません。そのうちまた再放送してくれると良いのですが…。117話という膨大な話数故、レンタルショップでも見かけないし、再放送される機会も少なそうに思えて何とも残念です。


