1994〜5年にかけて作られたOVAです。95年には劇場版も作られました。どちらの方もBSで観ました。確かOVAをWOWOWで、劇場版をNHKで観たような…。
ガンダムと並ぶ宇宙もの兼ロボットものの古典的作品の「超時空要塞マクロス」にも、ガンダム程ではないにせよ、作品世界を共有するいくつかのシリーズ作品があります。このマクロスプラスも、そのうちの一つです。
作品のマクロスの特徴というと…(独断に満ちてますが(笑))
(1)宇宙船のサイズがでかい。『マクロス』という名前からして、でかいという意味ですけれど(笑)、宇宙船の中に巨大都市が入っているようなのがボロボロと出てきます。
(2)何故、宇宙船がでかいかというと、対峙する事になる宇宙人が『巨人』だからです。その『巨人』たちと戦っていた別の宇宙人が放棄した宇宙船が地球に降ってきたのを修理したのが初代の『マクロス』です。
(3)この巨人たちは、戦うだけのために遺伝子操作だかなんだかで作られました。高度に進んだ科学と強力な武器を持っている上に、戦う事が人生の全ての人たちなので、まともに戦うと地球人なんて全然相手になりません。実際、話中(シリーズの最初の話)では、殆ど一瞬の内に地球はほぼ壊滅状態になります。
(4)しかし、巨人たちは文化とか異性間接触とか、そういうものに全然免疫がありません。音楽を聴いたり、男女がキスをしたりするのを見たりすると著しく動揺して何にも手につかなくなります。
(5)と言う事で、『歌』が『武器』として非常に有効になります。その辺を最高度に発揮したのが劇場版の作品「超時空要塞マクロス〜愛・おぼえていますか」です。「愛・おぼえていますか」という曲は、この映画のテーマ曲であるだけでなく、作中で強力無比な武器として使われました。
(6)これにくわえ、メカの特徴は、戦闘機がそのままガンダムみたいなロボットタイプに変形するバルキリーという兵器です。相手が巨人なので、それと戦って遜色ないように、と言う事でこのようなものが作られた事になっています。
(7)ストーリー的には、単なる戦闘ものではなく、恋愛、しかも三角関係が取り込まれてるのも特徴でしょうね(笑)。
と、思いつくままにパラパラと書きましたが、最初のマクロスで導入されたこれらの要素が、このマクロスプラスでもより洗練された形で引き継がれてます。ストーリー自体は、最初のマクロスの話から数十年後の話なので、直接の関係(共通キャラとか)は殆どありません。言い方を変えると、全然旧作を観た事がなくてもこの作品単独で十分に楽しめる内容になっています。
ただ、最後の方で、旧作ファンだと懐かしい構図(?)におおっと驚かされる事になります(多分)。
さてさて、この作品、新規に採用される戦闘機コンペでのテストパイロット二人の競い合いがメインプロットなのですが、それと違うところで進むバーチャルアイドル(仮想知性体とでもいうのでしょうか?)を巡るサブプロットが最後の方で思わぬ展開を見せるやや凝った作りになっています。特に、このバーチャルアイドルが『暴走』(?)する最後の盛り上がり方は壮絶ですね。空中戦シーンの迫力も素晴らしく、自分も戦闘機でドッグファイトをしている気分を十分に味わえます。あっ、もちろん、主役たち二人を巡る三角関係も当然あります(笑)。全編を通じて、人間ドラマ的な部分の比重の方が大きいかもしれません。ちょっと小さな子供には理解しにくいような、割と複雑な人間関係が展開します。そもそも、NHKで、子供が観る時間(白昼)に流すアニメにこんなシーンがあっていいのかな?みたいなのもありましたね、そう言えば(笑)。ノーチェックだったのかも…。
この作品は今もレンタル屋さんには大概置いてありますね。実は、これまた随分と長い事観ていないので、今度久しぶりに観てみたいと思っています。Wikipediaにも記載がありますが、戦闘機絡みの描写の迫力だけでも十分一見の価値があります。音楽もなかなか良いですよ。音楽もまた、この作品の主人公の一人なんです。
※ 一連のシリーズの前史にあたる「マクロスゼロ」もなかなか面白そうです(未見です)。一番古い時代を描いていながら、作られたのが一番新しいためCGが一番高度になっているというのも面白いです。



マクロスシリーズをほとんど知らない私でも、理解できました!そして、何かとても面白そうだなぁ〜って思います。
シリーズが多いと、どうしても腰が重くなって見れないんですけど、ぜひとも機会があれば見てみたいなぁと思いました。
マクロスは、TVでやったシリーズは、結構ムラがあって途中でだれちゃったりするので、劇場版の方がお薦めですね。特に、このマクロスプラスの劇場版の方は、話もコンパクトに納まっていて割ととっつきやすいんじゃないかと思います。